令和2年度の学会賞受賞者

2020年度(令和2年度)食品免疫学会賞

受賞者:
足立 はるよ 氏
所 属:
東京大学大学院 農学生命科学研究科 食の安全研究センター
授賞理由:
食物アレルギーの発症機構および食品・食品成分等によるアレルギー発症の制御法を研究し、食物アレルギーの発症機序の解明と新しい制御法の発見を通して社会に貢献した。

2020年度(令和2年度)食品免疫産業賞

受賞者:
キリンホールディングス株式会社・小岩井乳業株式会社の研究チーム
授賞理由:
Lactococcus lactis Plasmaが樹状細胞の特定のサブセットに作用してI型IFN産生などの免疫賦活効果を示し、風邪やインフルエンザ様症状を軽減することを見出した。そして、同社はLactococcus lactis Plasmaを商品化するとともに、2020年8月7日に免疫の機能性表示を実現した。
受賞者:
ハウスウェルネスフーズ株式会社の研究チーム
授賞理由:
Lactobacillus plantarum L-137が細胞性免疫を促進するIL-12産生を誘導し、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用を示すことを発見した。その作用を維持し保存性に優れた商品を開発し、幅広く市場に展開した。