令和5年度の学会賞受賞者

2023年度（令和5年度）食品免疫学会賞

受賞者：

高橋 恭子 氏

所　属：

日本大学

授賞理由：

腸管で発症するアレルギー反応に重要なマスト細胞や上皮細胞の機能が腸内細菌により制御される機序を解明し、食品成分やプロバイオティクスの多面的な免疫調節作用を追究して、食品免疫学の発展に大いに貢献した。これらの学術的成果は食品免疫学会賞にふさわしいと評価された。

2023年度（令和5年度）食品免疫産業賞

受賞者：

株式会社ヤクルト本社LP0132研究開発チーム（代表：水澤 直美 氏）

授賞理由：

Lactiplantibacillus plantarum YIT0132株がIL-10産生誘導作用を有することを見出し、同菌株を利用した発酵果汁飲料が臨床試験で抗アレルギー作用を示すことを実証した。同飲料は機能性表示許可が認められており、これらの功績は食品免疫学の成果を応用した事例として食品免疫産業賞にふさわしいと評価された。